【 海 洋 浮 体 工 学 】 〈↓下の目次の下線部をクリックすると,
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 波浪中の浮体の動揺は,一般に 直交3軸方向の往復運動(Surge, Sway, Heave)と 同軸回りの回転運動(Roll, Pitch, Yaw)を併せた “6自由度の連成運動 ” をする.
 本講義 ノート では,2次元浮体の上下揺問題(Heave モード)について,数学的に懇切に解説する. 実際,左右対称の浮体では,対称運動(Heave)と 反対称運動(Roll, Sway)は連成しないことが解っているので,動揺を Heave モード に限定して論じることは,この種の動揺問題を初めて理論的に取り扱う院生諸君にとっては,浮体動揺の本質を掴む上で極めて有効であると,考えるからである.

表 紙
        目 次

浮 体  動 揺 理 論 (2次元 非定常 造波理論)  ・・・・・ 〈 p. 1〜17 〉

 §1 速度ポテンシャルの成分分離と浮体表面での境界条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 §2 造波グリーン関数を用いた速度ポテンシャルの表現とその解法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 §3 発散波の振幅関数(Kochin関数) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 §4 流体力の計算式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 §5 流体力間の関係式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   a) エネルギー関係式 (Radiation問題) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   b) エネルギー関係式 (Diffraction問題) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   c) Haskind-Newmanの関係式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 §6 上下揺の動揺特性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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附 録  ・・・・・ 〈 A- 1〜5 〉
 附録A 自由表面条件 (非定常問題) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 附録B 造波グリーン関数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
A-1
A-2

あとがき (柏木先生 (阪大) に謝 辞)